ある日の帰り道お互い部活がなかったから陽登と久しぶりに一緒に帰っている。









「ねぇ、こうやって一緒に帰るの久しぶりだね」






「そういえばそうだなー」








そういえばって何よーーー。








「夕飯の時とか会ってるし、そんな感覚なかったわ」









もーーーーー。

確かにさ、一緒には帰れてなくても頻繁には会ってるけどさ…


女の子の気持ちわかってないっ。









「なぁーに、春陽寂しかったの?」




冗談混じりにケラケラ笑う陽登に



「…ま、まぁ、少し」



こういう時に素直になれない可愛くない私









大好きだからこそいっぽう踏み出すのが怖い






大好きだからこそ今の関係が壊れたらって怖い











大好きだからこそ、照れ隠しで素直になれない時もある
















「」