「春陽…………」 「ごっ、ごめん!」 パッと起き上がり自分がしていた事の恥ずかしさに気付き目を逸らした。 「ずっと話してくれんの待ってたけどさ、俺もう限界。お前の辛そうな顔なんて見たくねーわ。……なぁ、何があった?」 いつもなら話したくなったら話せっていう言葉を言ってくれる海が今日は違った。 海の優しさはもう限界だった。 私はこれ以上甘えてられない。 「────………あのね────」