日向子とは毎日一緒に登下校したり、お弁当食べたりと、仲の良い関係だ。
それに、クラスの子とも馴染めてきた。


そんなある日、変なことが起こった。
教室の扉を開けると、瑞穂たち3人がいた。
3人は私を見るなり
「来た」
と聞こえるくらいの小声で囁いていた。

おかしいな、と思いつつ、その日を終えた。


次の日、もっと変なことが起こった。
いつものように、
「日向子、一緒に帰ろ」
と言った。

いつもなら、
「なんでいちいち誘うの!誘わなくても一緒すに帰るで?」

という返答が返ってくるのに、今日は違った。
「ごめん、今日無理やねん」

周りからはクスクスという笑い声が聴こえてくる。


悪口言われてるなとはもう既に勘づいていたが、さすがに仲の良い日向子にまで避けられるのは寂しかった。