ただ、公園で泣いている私に駆け寄ってきたのは遼だった。


「ひっく…っく。りょ、なんで?」
泣いたまま、やっとやっと遼に言った。


遼は額の汗を拭って
「部活の帰り」
と言った。


ほんのり顔が赤かった。