たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる

「穂花お前どーした?なんかおかしい。」
そんな本気で心配したみたいな顔しないでよ。

…どーしたって。
「私のこと嫌いになった?」
そう言ったとき、カラカラしたとても冷たい風邪が吹いた。
遼は一瞬、「は?」という顔をして私の腕を引っ張った。

どうしようなんか泣きそう。涙でてきた。
泣いてる私を引っ張っている遼を何人もの中学生に見られただろう。