たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる

叶奈はため息を着くと
「で、何があったって?」
と聞いてきた。
「思い出したくない」
私は無愛想に言った。
「言わないと前に進めないじゃん!」
と攻めてきた。その時店内にいるお客さんの冷たい視線を浴びた。
「ちょ、叶奈声でかいよ」
叶奈は顔を真っ赤にしてごめんとジェスチャーした。
仕方なく、私は起きたことすべてを話した。
話してるうちに涙がこみ上げてきた。もうやだよ。遼に無視されてもうなんもないよ…私には。
「最低だよ。しまいには別の女と、」
叶奈は愕然とした顔でいった。
分かってないよ、叶奈は。
ほんとは優しいんだよ。
「そうなのかな。」
適当に返事をした。もういいんだよ。
「はぁー!!なんかありがとう!大丈夫になった!!楽になったよ!ありがとね!」
精一杯の笑顔を作ってキャラメルスチーマーを飲み干した。
叶奈は、笑顔で
「よかった!私はまだのみ終わってないしここで勉強もしたいし、バイビー!」
と言った。叶奈に助けてもらってばっかり。私ってほんとだめだなぁ。
天気は快晴。お昼の12時をすぎた頃私は叶奈と別れた。