今君に問う。

そこに、1階からお母さんの声が聞こえてくる。





「雨月!優雨くんと千宇ちゃん来たよ。」





あれ、早くない?と思いながら時計を見ると、
もう7時30分を回っていた。





なーんだ、時間間違えたの……ん?
7時…30分…?





「え…ぇぇええ!?寝坊した!!」





それに気付いた私は、急いで制服に着替えて洗面所に向かって、支度を済ませた。……おにぎり食べながら。





行儀は悪いけど、仕方ないよね。





「お待たせー、ごめんね、ねぼうした。」





いくら寝坊したからって、眠いのが吹き飛ぶ



わけじゃないから、ぼーっとした口調で



家まで迎えに来てくれた二人にそう言った。





女の子の方が、水瀬 千宇(みなせ ちひろ)。

通称「みーな」か「ちーちゃん」。

笑顔が可愛くて元気な、私の自慢の親友。





男の子の方は、如月 優雨(きさらぎ ゆう)。

私の幼馴染みで、皆「ゆう」「ゆうくん」

って言ってる。そしてイケメン……。





ちなみに私は、夜宵 雨月(やよい うづき)。

大体「うづ」とか「うづちゃん」、「うづき」

とかいろんな名前で呼ばれてる。





私は朝が弱いから、二人にいつも迎えに
来てもらってるんだ。申し訳ない。





「う〜づ〜ちゃんっ!おはよ!
相変わらずまったりだなー!」





「おはよ。」





玄関を出るといきなり、みーなに抱きつかれた。





「うぉっ……!?お、おはやえ……」





いつもの光景だけど、みーなに抱きつかれたことと、

二人のテンションの差に驚きつつ、

噛み噛みな挨拶をかます。