「だるいよー、」

私は昼休み、心友の中山 美穂に
即マネージャーになることを愚痴った。

「でも、村上くんに
いつもお世話になってるんでしょ?
お返ししないと。」

「そうだけどっ!」

「先輩イケメンかもよ?」

面食いの美穂が二タニタ私を見て言う。

「噂ではバスケ部に
かっこいい人いるらしいよ?」

「私、美穂みたいに
面食いじゃないからねー?
一緒にしないでよっ!」

冗談で笑い混じりに言う。


ぽん。


頭に手が置かれた。

咄嗟に後ろを振り向く。