それは、幼馴染からの一言が始まりだった。

少し明るい茶色の髪が揺れる。

「なぁ、お願い、胡桃!!」

名前は村上 春輝

「なんでー!?
私、部活入るのもうやだよーっ…」

「マネージャー1人だったのに
辞めたからいねーんだよ!!
胡桃、洗濯とか得意じゃん?
頼めるのお前しかいねーの!!」

春輝は基本一人で解決するから
人に何か頼むのは珍しい。

「んー、、」

春輝はいつも私が困っている時に
助けてくれる。

「分かったよ、
1ヶ月だけバスケ部のマネージャーに
なってあげる!!」

「さんきゅ、胡桃!
じゃあ、また放課後な」

春輝はそのまま走っていった。

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