「ねえ、逸くん」 「ん」 すべてが終わった後、 まだ甘い空気を残したベッドで今日のメインのイベントを思い出した。 「今日、何の日か知ってる?」 「ん」 「...ほんとに知ってるの?」 うそだ。絶対忘れてる。 「適当ですよね...?」 「...カバン」 「え?」 カバン? 意味がわからず、首を傾げる。 「...おれのカバン」 取ってってこと? 近くにあるカバンを取って、逸くんのところに持っていった。