「ほら、花ちゃんよくわかってないわよ」



「じゃあ二人で話したいので河本さんはやく出てってください」



「はいはい邪魔者は退散しますよ」




お幸せに〜とだけ言って
彩織さんは休憩室から出ていった。





「「...」」



二人の間に沈黙が流れる。



「...河本さん、知ってたんだ」



「え?」



「露のこと好きだって」



「え!?」




改めて好きだって言葉を聞くと

胸がくすぐったい。