君だから。



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凛side


「お待たせ〜」


遅れてやってきた梓が来たところで今日のメンバーは揃った。


「よしっ、みんな集まったね。じゃあ、始めるよー」


今この場には私と友里奈と梓の3人がいる。


私たちの大好きな葵がこの場にいない訳、それは九条くんと葵のために今から作戦会議を行うところだから。


「これはさ、もう九条くんにとっては告白に打って付けの場だと思うんだよねー」


そう力説しているのは友里奈。恋バナが大好きだから、それはもう今回の件についてはノリノリで参加してきた。


「うんうん、そうだよね〜」


相づちを打ったのは梓。


「やっぱり、2人きりにさせようよ!」


「それがいい!」


さすがは友里奈。やっぱりそれが一番だよね。


「あ、でもどうやって2人きりにする?」


あー、肝心なこと忘れてたわ。


「あ、それなら!ちょうど男女で人数一緒だから別行動しようよ」


「凛ちゃんは彼氏さんと回ってね。それで、梓はどうする?」


「え〜。どうしようかなぁ〜。んー、じゃあ長谷川くんにする」


「分かったじゃあ、私が神崎くんとね」