「いきなりだけど……俺はひよりのこと好きだ。」

私もすきって返したかったけど上手に返せなくて少しの沈黙が過ぎる。

「重いかもしんないけど、好きとかじゃもう足りない。大好きだ。愛してる。1度でも俺の元に来たらもう離してやれない。それぐらいひよりを愛してる」

びっくりした。まさかそこまで言われると思わなかったし、そこまで想われてるとは思わなかった。

私もひなたが好きだけど同じ想いを返せる自信がまだなかった。

返す言葉がまとまらなくて言葉が出なかった。

「……ご、めん。重いよな……。ごめん。」

ひなたが悲しそうに笑うのをみて胸が苦しくなった。

「そんなことない!!私もひなたが好き。大好きなの!まだ、同じように想いを返せるかわかんないけど、同じくらいひなたを愛したい!ひなたの恋人になりたい!!」

とにかく想いを伝えたくて、ぐちゃぐちゃになってまとめるなんて考えずに咄嗟に言葉を紡いだ。

「よかった……!ひより、好きだよ。これからは恋人としてよろしくな。」

ひなたはさっきとはちがう泣きそうな、優しい笑顔を浮かべた。

「うんっ!こちらこそよろしくお願いします。」

私も嬉しくて笑顔が零れた。