俺は隣の席の女子が好きだ。

その女の子、ひよりと初めて話したのは入学式後のき教室。

そわそわしてるひよりがすごく可愛くて思わず吹き出してしまった俺を見て、ひよりは顔を赤くしてうつむいた。

それがまた可愛くてにやけそうになったけど我慢して声をかけた。

「ごめんごめん!すごいそわそわしてるから可愛くて……」

この時の俺は何故か素直に可愛いとか言ってた。いきなり可愛いとかあほかと思う。

でもそんな俺の言葉にひよりはまだ少し赤い顔で顔を上げて

「いいですけど」

と、少し頬を膨らませながら言った。

そして続けて

「そのかわり、友達になってくれませんか?友達できるか不安で落ち着かなくて……」

と言った。