「ならさ、じゅどーきつえんさせないでよ」 副流煙の方が、害があると聞いた。それが本当なら、わたしはこの男のそばにいるだけでも寿命を縮めているわけだ。 こいつに、わたしの時間を上げるだけの価値はあるのだろうか。 そう自分に聞き続けて、何回目なのか。 「これでやめにするさ。俺にはこっちの方が魅力的だ」