あなたに溺愛

翌日。

俺は、真菜の店の前に立つ多田に声をかけた。


「話がある」


多田は、俺を睨みつけた。

「なんだよ?」


俺は、冷静に話した。

「真菜は、俺の恋人になった」


多田は、信じられないという顔をして、俺を見ている。

「あの大勢の追っかけ、どうするんだよ!」

「皆に話はつけてある」

「そんなバカなッ……」



「2度と俺の女に手を出すな。
次は、許さない」


多田を睨みつけ、踵を返す。

背中に、多田の恨みがましい視線を感じた。