それから3日後、 じいちゃんが あかねにすべてを話した。 「ガン」であること。 もう長くはないということ。 あかねは 相変わらず無表情だった。 「知ってたよ、なんとなくわかってた。」 じいちゃんは 最近泣きすぎて目が腫れていた。 そして、また泣いている。 俺は、黙っていることしかできなかった。