「じゃあ頑張って」
「え…真悠くんそれってどういう…」
同じ組だから俺のことも応援できるでしょ、じゃあ頑張って、ということ?
ってことは応援してほしいってこと?
「えっ!真悠くんわたしに応援してもらったら頑張れるってこと!?ねぇそういうこと!?」
「なんかだいぶ過剰に受け取られた気もしますけど、まぁそれでいいです」
「え〜真悠くんにそんなこと言われたらわたし頑張っちゃうよ〜!!」
わたしが1人でなんやかんやとテンションをぶち上げていると、
「元気出た?」
真悠くんが少し笑ってそう聞いてきた。
いや、なんて男だ!!!!!イケメンすぎかよおおおお!!!!
「超元気出たぁぁ〜」
わたしは元気を取り戻して真悠くんと話していると、
「茉乃!」
少し遠くからわたしを呼ぶ声が聞こえた。
声の主を探すと、こっちに向かっている利世が見えた。
「利世!」
片手にはペットボトルを2つ持っている。
そのままこっちに向かってくると、そのうちの1つをわたしに差し出した。
