「ま…ま、はるくん、それ、なんか」
え、だってそれってなんか!!!!
ヤキモチみたいに聞こえるんだけどどうしたらいいの真悠くん!!!!!
いやいやそんなわけないか!あの真悠くんがヤキモチなんて!しかもその相手が私なんてそんな夢みたいなこと…!!!
「え、それってどういう意味で言ってるの…?」
夢みたいなことかもしれないけど、夢ならもうそれでもいい!
「どういう意味…?」
真悠くんは真面目に、いやもうそれはほんと純粋に、わたしの言葉に首を傾げていた。
「どういう意味っていうか…単純に俺は知らないなーって思っただけっていうか…」
違ったー!!!!
やっぱり真悠くんが私相手に嫉妬とかするわけなかったよ!!少し期待した私がおバカだった…!!
「なんだぁそういうことかぁ…だよねぇ…」
いや、今更期待も何もするなよって感じかもしれないけど、やっぱり上がってしまった分少し落ち込む。
「先輩」
「ん?」
ぱく(๑⃙⃘・༥・๑⃙⃘)
真悠くんの声に顔を上げると、私はさっき真悠くんが食べていた卵焼きを口に含んでいた。
目の前に卵焼きが運ばれてきたものだからつい口を開けてぱくりと行ってしまって…
なんだか餌を与えられた動物みたいで恥ずかしい…!よりによって真悠くんの前で…!
