憧れの眼差しを向けてくる人はいても、実際に告白してくる人の数はそこまで多い訳では無いのは私が完璧で高嶺の花と呼ばれる存在だから。
なんて言ったら自意識過剰だと思われるかもしれないけど言わなければただの事実ってことに変わりはないの。
「あ、あやちゃん、あやちゃんも文化祭実行委員なったって聞いたよ」
「そうなの!一緒にがんばろうね」
笑顔を向けると笑顔を返してくる私の中で最も完璧なこの男こそ、私が今好意を寄せている男の子占部綾斗(ウラベ アヤト)。
彼は容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能のパーフェクトな男なの。
実は同じ実行委員って言うのも意図的にしたことです…
なんて、麗奈しか知らないし、麗奈以外に私の性格の悪さを知ってる人はいない。
みんな、こんな性格しったら私のイメージ落ちちゃうし悲しむと思うんだよね
人って綺麗な見た目の中には綺麗な中身があるものだと思うから。
