「あははははははっ!!!変な奴!!!」




平助が笑うと




「でも、良い奴だったな」




土方が言った




平助が深く頭を下げた



「すみませんでした!!!
これからは、手配書に目を通します!!!」



「そうだぞ!左之が覚えてたんだぞ!?」


「おう!俺がわかるくらいだ!
ちゃんと目を通せ!」


「平助君!彼が良い人だったからこそ
笑って済むことです
君が利用されたり、怪我をしたら
新選組が大変な事になるんですからね!」


「はい」


「平助は新選組を選んでくれた!
明日は、宴にするか!?」


「やったぁ!!!」


「平助君!!!帰ろ!!!」



「おう!」



「平助 心配かけるな!」


「ごめん!一!」







その夜









「烝 どうして晋作を追わなかったの?」


「藤堂さんの友やろ?追わんでええやろ」


「平助でいいってば」


「藤堂さんだけ、名前なんはあかんやん
何で、名前がええねん」


「俺、烝を友だと思ってるから」


「おおきに… 平助/////
年下の友か まっ ええか!!!」





「烝 俺の事、たまにつけてるよね?
それって… 土方さんの指示?」




「いいや 偶然見かけたから
威かそうかと思ったら、捲かれたんや」




「ふふっ 烝 もしも俺が変な動きしたら
いつでも土方さんに報告していいよ!」




「せんといてや!友を売るんは、嫌やで?」



「俺も!新選組の為に生きてるからね!
新選組を売ったりしない!」



「格好ええなぁ~」



「報告しといて!」



「自分で言いや!喜ぶで!?」



「あははっ」










〝自分を出してはいけない〟










廊下から星を見上げ

自分に言い聞かせた











本当は、泣きたくてたまらなかったから