仕事が増え、巡察が当番制になった

平助が非番の日









平助へ想いを寄せる、娘ら2人に絡まれた陽乃を見つけ


「何してんの?」



「きゃっ!!藤堂さん!!!」


態度を豹変させた娘らに
にこりと微笑み



「陽乃は、俺の許嫁だからさ
仲良くしてくれよな!」


「「はい!!!」」



「なぁ暇?」


「え?はい」


「君らは?」


「暇です!」  「暇です!」



「じゃあさ!甘味屋行こうよ!」


「藤堂さんと甘味屋やなんて!」


「嬉しいわぁ!」


「そう?陽乃と友達なんだから
当たり前の事だよ!」


「平助様が甘味屋だなんて
珍しいですね」


「クスッ 面白いことがあるんだ」


「「「面白いこと???」」」





「そう!行ってからのお楽しみ!!!」




平助の後ろで
陽乃と娘ら2人が
期待しながらニコニコと話をしながら
ついていく



いつの間にか
陽乃が娘らと仲良くなっていた


チラリと振り返り、楽しそうな陽乃を
確認して平助が微笑んだ