~昨夜~
「土方さん…
皆、泣くかなぁ?」
「当たり前だろ
俺だって…
正気でいられる自信ねえよ」
「笑って… 欲しいな…
俺の願いが叶う日なんだ
それに、幸せなんだ
土方さんの腕で、逝けるなんて
徳川に行くと決めた時、諦めてたんだ
もう、土方さんの温もりに触れることは
無いんだなって
だから、今、ずげぇ幸せ!」
平助が、にかっと笑い
土方と唇を重ねた
「そばにいるよ
ちゃんと…
土方さんを守るから
皆の前で、鬼みたいでも
俺を思い出す時は、笑って!
絶対!!泣いたりすんな!」
「ああ 笑ってやる」
静かに
眠るように逝く
平助を抱きしめ、命の消える瞬間を
感じながら、涙を流した
平助に気づかれないように


