浅葱色の魁






〝伝えなくちゃいけない…〟






平助が眠っている間に見たことを
土方に言おうとするが





細くなった自分の手が視界に入る




〝今夜は、昔のように皆と酒を飲みたい〟




夕刻になり


皆で斎藤の予約した店へ




土方の隣に綺麗に着飾った平助が座らされ
酒を飲む



「祝言だ!めでてぇなぁー!!!」



大盛り上がりになり、平助が笑う



「快気祝いじゃなかった?」


土方を見れば、予想外に照れた顔

それに気づくと、平助も赤くなる



「藤堂さんにそっくりな娘はんやなぁ~」



女達にジロジロ見られる



「お名前は?」


「あ、まこ、の、のぶです」


「???のぶはん???」


「はい」



「副長はんの言うてた娘はん!?」


「あぁ やっと、見つけたんだ」



「ほな、ホンマに祝言やん!!!」




店からお祝いだと、酒を貰い

賑やかに宴が終わり

屯所まで帰る






世話人を部屋に戻し

土方と2人きり






目が合い自然に抱き合う




「土方さん…  戦が始まるよ…
土方さんの役に立ちたかった
ごめん… もう、戦えそうになくて…」



「十分だ ありがとう  平助」