〝ふわふわする…

疲れた…


近藤さんの怪我…大丈夫かなぁ…〟





光を感じ、目を開ける平助





〝!!!!!えええええ!!!!!〟




目の前に土方の顔があり
慌てふためく
中身とは違い、人形のような体



にこりと微笑み、平助の頬を撫でる

「はよ」




〝おはよう/////〟




小屋で迎えた朝のように
心が乙女になっている自分に照れる



「平助…」




きちんと平助として、自分を愛おしんでくれている
土方の視線や、声色





〝土方さん…  土方さん…
俺は、ここにいるよ…〟





確かに自分へ向けられているのに
感触やぬくもりを感じない