「まだ食事どころか、水一滴も飲めず
一睡もしていないと聞く」


「この責任は、いかがする!?」


「そうだ!!姫様を護衛していたのは
新選組だ!責任をとれ!!!」


「姫様があのようになられたのは
新選組がきちんと護衛していないからだ」





揉め事というより、責めを負わされ



新遊撃隊から、元の新選組に戻ることに


「誠の予想通りになっておるな…」


「申し訳ない…反論の余地もなく」


近藤が、慶喜に頭を下げる



「城内警備の任が解かれる
誠の事、其方らを頼りにしておる
沖田の所で療養させてくれぬか?」



「よろしいのですか!?」



「内密にな
ここにいたら、俺と誠、警備を分けねばならぬ
どうしても、誠への警備が手薄になる
陽乃は、誠の忍術の師
沖田は、病床とはいえ鬼才の剣なのだろ
誠を匿い守って欲しい」




「承知致しました!」