広間がざわついたまま
平助が入ってくる
「あの!姫様……」
「春嶽 刀を出せ」
「……え」
春嶽がオドオドしている間に
平助の立っている横に座っていた男が
小刀を平助に突き刺そうとした
それをヒラリと交わし
男の懐に入り、男の腕を捻りながら投げる
床に押さえ込むと土方が
「代わります」
すぐに男を押さえる
ほんの少し刀がかすめ
平助の頬が切れていた
ガバッ
「うわあ!!なんだよ!!」
慶喜が平助を抱きしめる
「怪我をしているではないか!!」
「春嶽が刀を貸さねえからだ!!」
ひょいと軽く抱き上げ
「医者を呼ぶより、行った方が早い」
「はぁ!!下ろせ!!
ちょっと切ったくらいで医者とか
馬鹿だろ!!!」
「毒を塗ってあったらどうする!!」
「毒塗ってたら、俺がわかるわっ!!!
下ろせって!!恥ずかしくて死ぬ!!」
平助の抗議も虚しく
医務室まで連れて行かれる
「傷より、やはり華奢なお体が心配ですね
昨夜は眠れなかったのですか?
もっとよく食べてください
今日は、無理せずお昼寝でもされたらいい」
という医者の言葉に
平助が逃げる
それを慶喜が追いかける
「おい!大人しくしてろって!!」
「うるさいっ!!」
言い合いをしながら、広間に戻る
「寝てろって!医者に言われただろ!!」
「昼寝でもしたら?って言っただけだろ!」
「だから!寝てろ!!」
「眠たくない!!!」
「っとに!!言うこと聞かぬ狼女が!!!」
「うるさい!!アホ将軍!!」
ふんっ
と、お互いそっぽ向く
平助が入ってくる
「あの!姫様……」
「春嶽 刀を出せ」
「……え」
春嶽がオドオドしている間に
平助の立っている横に座っていた男が
小刀を平助に突き刺そうとした
それをヒラリと交わし
男の懐に入り、男の腕を捻りながら投げる
床に押さえ込むと土方が
「代わります」
すぐに男を押さえる
ほんの少し刀がかすめ
平助の頬が切れていた
ガバッ
「うわあ!!なんだよ!!」
慶喜が平助を抱きしめる
「怪我をしているではないか!!」
「春嶽が刀を貸さねえからだ!!」
ひょいと軽く抱き上げ
「医者を呼ぶより、行った方が早い」
「はぁ!!下ろせ!!
ちょっと切ったくらいで医者とか
馬鹿だろ!!!」
「毒を塗ってあったらどうする!!」
「毒塗ってたら、俺がわかるわっ!!!
下ろせって!!恥ずかしくて死ぬ!!」
平助の抗議も虚しく
医務室まで連れて行かれる
「傷より、やはり華奢なお体が心配ですね
昨夜は眠れなかったのですか?
もっとよく食べてください
今日は、無理せずお昼寝でもされたらいい」
という医者の言葉に
平助が逃げる
それを慶喜が追いかける
「おい!大人しくしてろって!!」
「うるさいっ!!」
言い合いをしながら、広間に戻る
「寝てろって!医者に言われただろ!!」
「昼寝でもしたら?って言っただけだろ!」
「だから!寝てろ!!」
「眠たくない!!!」
「っとに!!言うこと聞かぬ狼女が!!!」
「うるさい!!アホ将軍!!」
ふんっ
と、お互いそっぽ向く


