浅葱色の魁

翌日






日課の散策中


女達が繕い物をしている輪に入り
繕い物を手伝いながら
城内の話を聞く



「へぇ~」




その後、警備している者に数名声を掛ける




「へぇ~」





自室に戻り、世話人が着物を着替えるように言うので着物を脱ぐ











一方



城の広間では、話し合いの為
人が集まっていた



「姫様を呼んで参ります!」


「今は、行かない方が……」


康正が止めるのを最後まで聞かず
春嶽が行ってしまった

チラリと慶喜に視線をやる


「部屋に行くなら声を掛けるだろう
万が一飛び込めば、狼にやられるだけだ」




ダダダダダッ!!!!!




豪快な足音と共に息を切らして
春嶽が戻る





「すみません!!!
姫様の裸を見てしまいました!!!」


慶喜に頭を下げる


「だから止めたのに…」


康正が呆れる


「俺も見ておらぬ裸を…
で?どうだった?」


すでに関係があるものだと思っていた
者達がざわつく


「/////綺麗でした/////」


近藤が小声で土方に言う



「まだ、だったんだな」


「らしいな」