平助が巡察の日


酔っぱらい浪士の乱闘に
平助が素手で立ち向かった



その報告を受け、土方が平助を説教

を、するはずが…




「おめえが怪我したら、隊士らはどうすんだ!!お前、組長なんだからな!!!」



「明らかに弱い相手に抜刀するまでもない」



「1人で行動するなと言ったはずだ」



「刀振り回してるのに皆で行けるわけない」



「そこに素手で行った馬鹿はお前だろ!」



「怪我してないからいいだろ!」



「結果だろ!怪我してないから良いなんて
してないから言えるだけだ!
前に怪我をして、どれだけ皆に心配かけたか忘れたのか!?」


「忘れてない!
だけど、危険だから逃げるとか
怪我するから諦めるのは嫌なんだ!
あの場にいたら、土方さんだって
ああするよ!俺は、無駄に怪我人作って
取り抑えようとは思ってない!
強い相手なら刀を抜く!
斬らなくてもすむ相手なら、峰打ちする
最初から、武力に武力なんて
俺は、そんな強さならいらねぇ!!」



「平助… 理屈は、わかる
おめえが求める理想も立派だ
だが、近藤さんがいねぇ今!
怪我されると迷惑だって言ってんだよ!」



「自分の都合かよ!!
俺の代わりなら、いくらでもいるだろ!!」



「馬鹿野郎!!!
8番組の代わりはいても
藤堂平助の代わりは、いねぇだろうが!!
もっと、慎重に動け!
てめえだけの命だと思うんじゃねぇよ!」



「俺の命をどう使おうが
俺の勝手じゃねぇか!!!
俺は、土方さんのものじゃねぇ!!!」