久しぶりに幹部揃っての宴


「平助ーーー!!
飲んでんのか!?」


「おおーー!!新八!!のんでんぞ!!」



男達があまりにも騒がしく


幹部の女達で
ため息を漏らし、顔を見合わせた



「ねえ?陽乃ちゃん?
祝言あげないの?」


「あはっ 私達は、まだそんな仲では…」


「え?そうなの?」


「嘘!!お似合いよ!」


「ありがとうございます」






「陽乃!あんまり遅くなると悪いし
帰ろうか!?」





平助が、声を掛けると




「本当に仲の宜しいこと
藤堂さん、早く陽乃ちゃんを貰いなさいよ」


「へ? あー、そういうのなくても…」


「そうですよね!うんうん!」



「本当に仲の宜しいこと」








帰り道








「大変でした…」



「くすっ 夫婦かぁ」



「/////」



「陽乃って、俺のこと
本当に好きなんだな?」


「はい/////」



「ははっ 夫婦になったら
通いになるから、夜は安心して寝れそう」


「そ、 そうですね」



「でも、陽乃にはもっと良い男がいるよ」



「いませんよ!」



「いるって!」





〝総司の想い人…  陽乃だ
気づいてしまったから…
総司になら… 陽乃を任せてもいい〟





「私は、平助様をお慕いしています!
それは、主従ではなく、女として
心からの恋心でございます!
どうか…想うだけ…それだけで構いません
私を平助様のそばにずっと置いて下さい!」



「もし、他に想う人が出来たら
1番に俺に言えよ!」


「出来たら…」



「良い奴かどうか、見定めてやる!」



「ふふっ はい!」