「今日は、大人しく休んでいるのですね」


「総司が寝てろって、布団敷くから」


「ふふっ 土方さんから
平助様が稽古中に、ふらふらしてたから
早めに診てくれと言われました」


「役割分担出来てるなぁ クスッ」


「ええ 良い連携ですね!
どれくらい治っているか
山崎さんが確認して終了ですかね」


「だろうな 陽乃誉められてたな!」


「/////嬉しいです!」


「……俺って、本当に勝手だなぁ
なんか、烝に誉められて陽乃が赤くなるの
なんかヤダな…」


「え?/////それは、ヤキモチみたいですね」


「多分それ」


「/////」


「よくわかんねえけど、それ可愛いよな
陽乃は、照れると赤くなって
すぐ俯くんだよなぁ」


平助が、陽乃の頬に手を添え
上を向かせる


「なっ//// なんですかっ!!!」


「よく見てみようかと」


「//////// わたっし!
夕餉の支度に参ります!!!」



バタバタと部屋から逃げて行った



「わたっしって… 動揺しすぎだろ…」





〝藤堂平助として、俺を好きでいてくれる
俺のために、こんなに頑張ってくれて…〟




横になり、額の包帯をなぞる






〝ここにいて、いいのか?
藤堂平助でいても、いいのか?

また、迷いだした…〟