ベランダに出て星空を見た。

無数の星が異様に眩しかった。

「冷たい風…綺麗な星空」

腰掛けて身を任せる。

四畳半の部屋に冷たい風が吹き込みカーテンがゆらゆら揺れた。


「んーっ。そろそろ寝ようかな」

時刻はもう4時。

結構時間経ってたらしい。

「おやすみ、世界」



あぁ、明日から新たな生活が始まる。

その日に遅刻だけは嫌だなぁ…と思いつつ眠りに落ちた。


-もう、夢を見ることは無かった。