あの時は、まだ私の気持ちを伝えていなかったし水瀬くんにとっても特別なことは何もない。
もう期待しないって決めたんだ。
一瞬でも期待したら、また水瀬くんに好きと伝えてしまいそうだから…
これ以上、何も深く考えないようにしよう。
「それにいくら何でも興味が無い女とクリスマスに、どこか行ったりしないって」
「水瀬くんに深い理由は無いと思いますし、ただのクラスメイトの関係です。それに理由を見つける必要も無いと思うんです、きっと」
「なんで?悠斗のこと好きだから誘ったんでしょ?」
「ち、違います…私はお友達として誘ったんです!」
「言葉は誤魔化せても、表情は誤魔化せてないよ?」
「…っ、」
ダメだ。どんなに理由を並べて否定をしても、お兄さんには隠し通せない。
…そんな気がする。



