「フッ、そんな困った顔しないで。今の冗談だよ冗談ね。本当のこと言うとさ、もっと早く帰りたかったんだけど女子に追われちゃって帰るまで待機してたんだ」
あ、れ…?玖珂くん笑ってる…?
なんだ…そっか…!よく考えたら、そうだよね!
あはは…真に受けてしまった自分が恥ずかしいです…。
「そうだったんだ!?大変だね…」
なるほど…一緒に帰るというよりは着いてこられてたのか。
なんだか王子で居るのも大変そうだ。
「そうだ白咲さん。どうせだし、一緒に帰らない?」
「えっ!お誘いの気持ちは嬉しいけど…家の方向違うんじゃ…?」
「気にしないで。こういうのは男が送ってあげなきゃ。白咲さん、女の子なんだし危ないじゃん?」
今日は玖珂くんに2回もお世話になっちゃって…なんだか悪いな。
しかも私!?玖珂くんと一緒に帰って、本当にいいのかな…。
彼女でもないし、玖珂くんの隣に並ぶ勇気が…。



