「おい、バカ起きろ。」

「後五分~」

「だーめ。」

ったく。こいつは寝起き悪いんだから。

「早く起きないと関節技…」

「起きます!起きますから!」

耳元でボソッと言えば起きるこいつは、単純だ。

操りが簡単とも言える。

「てゆーか、早く部屋から出てけ!着替えらんねーだろーが!」

「あー。ゴメンゴメン。今出てくわ。」

部屋を出たら私はリビングに向かった。