LOVE・GAME





こんなにも、嬉しい。


まだまだ、俺は君の心の片隅にもいないんだろう。

君の瞳にも、俺は映っていないんだろう。


それでも、頑張りたいと思えた。


なんでか分からない。



「そ、それじゃ、また明日ね!」


ゲームクリアするためなのか


「……俺も、ありがと」


それとも…-


ぼんやりと小さな背中を眺めながら、
恋が始まる音を気付かないふりをした。