「今日から全部本音で話すから!!! 信じてね!!!!」 宣誓するように言い切った俺を、陽チャンはしっかりと目を見て聞いてくれていた。 すると、ゆっくりと陽チャンが口を開いた。 「あ、あたしも今日、嬉しかった!」 「へっ?」 「羽塚くんが本音で話してくれた事も… 映画、付き合ってくれた事も!!!」 声を張っている陽チャンは、顔が赤い。 ああ。 陽チャンが俺なんかのために、必死で伝えてくれてる。 大きな声を出して、俺に伝えてる。