ーーーーードクン 心臓が大きく脈打ったのが、うるさいぐらいに伝わった。 それだけじゃない。 胸の高鳴りだって、先程とは比べ物にならないぐらいに大きい。 な、なんだ……これ。 やばい、体が熱い…!!!! 熱でもあるんじゃないかってぐらい、熱く、息苦しい。 「う、う、うん!!!」 とにかく返事をしようと、必死に言葉を絞り出す。