オとすためとか、ゲームとかそんな建前、 全部捨てていいだろ。 こんなにハッキリしてる明確な理由があるんだき ギュッと拳を強く握った俺は、ベンチから立ち上がり、座ってる陽チャンに向き合った。 「羽塚くん?」 「…ったの」 「え?」 「み、見たかったの!映画…」 なんだこれ。 なんでこんなに緊張してるんだよ。 なんでこんなに…心臓うるさいんだ。