いとしい君に、一途な求婚~次期社長の甘い囁き~



色々と揃う広いショップで購入したのは下着と水着だ。

選ぶ時、恥ずかしいからと別行動にしてもらい、代金も自分で支払った。

いち君は全部出したのにと言ってくれたけど、それは私の性に合わないからと伝え納得してもらった。

というか、ここの宿泊費、移動代とか諸々考えても、相当出してくれてるはずだ。

さすがにそれらを「払うよ」なんて簡単には言えないので、せめて自分のものくらい自分で払わせて欲しい。


あとは、問題の水着。

これは幸いにして露出度の少ない水着がそこそこ売られていたので、その中からウエストが細く見えるビスチェビキニをチョイス。

派手すぎない花柄で子供っぽくないのも決めてだ。

水着の上から羽織る白いパーカーもゲットしてある。

というか、今後はこういう時の為に贅肉対策をしなくては。

心に強く誓い、一度部屋に戻った私たちはビーチに向かう支度にかかった。

そして、太陽がてっぺんに登り切る少し前。


「それ羽織ったまま入る?」


白い砂浜と太陽の光を反射する透きとおった海。

寄せては返す波打ち際で、私を振り返ったいち君はもちろん水着姿だ。

細いだけかと思っていた彼の身体にはきちんと筋肉がついていて、なんとなく恥ずかしくて視線を外してしまう。

同時に、彼の引き締まった体に身勝手にも嫉妬。

もっとダイエットしておけば良かったと、再び後悔が押し寄せる。