祝福の鐘が晴れた空に響き渡る。

チャペルの扉を前に、悠さんと一度目を合わせて微笑み合い、彼の腕にしっかりと手を添える。


病める時も、健やかなる時も。

ずっとそばにいよう。

ずっと一緒に生きていこう。

本当の夫婦として。


風に揺れた純白のドレスは、幸せを散りばめたようにキラキラと光っていた。