特別少年院の囚人達

闇said

組織のやつはなぜボクをここに連れてきたか分からないけど

あいつらも何かをやってここにいるってわけか

調べようかなとも思ったけど興味無いからやめた

ボクは3件の殺しをすぐに終わって暇だった......

せつには3以上はやめれって言われたけど暇だからスマホで調べて殺した

血がべっとりついてて嫌だからすぐに家に帰った

ガチャ!

せつ「お前は俺の言うこと聞かないな」

『暇だったから』

せつ「まぁいい今日は許してやる、お風呂に入ってこい」

『ハイハイ』

僕は風呂に入ってリビングに行った

せつ「闇ここの奴らは殺すなよ」

『なんで?』

せつ「組織が連れてきたんだ殺したらダメだろ」

『まぁいいでもイラついたりしたら、どうなるかな』

そう言って部屋に行った

ボクがここに来たのは自分の個人ファイルを削除したから、ボクのことはボスも詳しくは知らない

ただ5歳から殺し屋をやっていた

そのあとや前のことは思い出したくない

昔のことを思い出すと何故か涙が出てくる

コンコン ガチャ!!

生「ご飯できたぞ、!ってお前泣いてるのかよ」

そう言うと男はボクに近づき僕に抱きついた

『何をしている』

生「落ち着かせてる」

『離せ、ボクに触るな』

生「いやだ」

ボクは腕に持っていたナイフを取り、男の腕を振り払って後ろの壁に叩きつけ、男の首にナイフをくっつけた

『ボクに触るな!ボクが許可した人間しか触ってはダメなんだ!お前みたいなやつが触るな!』

大声を出してみんなが僕の部屋に入ってきた

せつ「どうしたんだ!」

『こいつ、ボクに許可なく触った、殺してやる』

せつ「やめろ、闇、大丈夫だナイフをおろせ」

『チッ....いいか、ボクが1番年下だがボクに許可なく触るな、次触ったら即殺してやるからな』

ボクは男に触られた手をナイフで切った

すると真っ赤な血が流れた

『綺麗......』

せつ「闇血を拭け、飯にするぞ」

『あぁ〜分かった』

フッ....あいつら怖がってたな

まぁ自分の手を切って血が流れてきたのに綺麗って言ってんだからなぁ〜

そりゃきもいわ〜

『せつ、僕ご飯やっぱりいらない』

せつ「みんなで食べるのがルールだはやくこい」

『チッ......』

はぁ......

僕は席に座り出されたミルクを飲んだ

『おなかいっぱい』

プルルル!プルルル!

『なんだ......』

弓「僕だよ!!」

『切るぞ』

弓「待ってよ!組織のやつらが今から仕事があるんだって!」

『僕だけか......』

弓「ううん!僕も!」

『一人で行け』

弓「えぇ〜嫌だ!!」

『はぁ......場所は分かるな5分で来い』

ピッ!

『急な仕事が入った今から弓が来る、バイバイ』

せつ「おい!闇」

『なんだ......』

せつ「組織からの手紙とお前の母さんからだお前がここに入ったら渡せって言われてな」

『組織のは貰う、母さんのは捨てろいらない』

せつ「自分で捨てろ」

『本当にこれだけか?』

せつ「あとは親父さんからのとルキからだ」

『!!!親父のとルキのは捨てろ、いらない』

せつ「ほんとか?」

『あぁ、もうあいつらとは終わった事だ、母さんのも捨てるしな』

せつ「お前が捨てろ......」

チッ、僕は全ての手紙を受け取った

『こんなの中身を見る価値もない......』

せつ「お前は絶対その中身を見る」

『うるさい......』

僕は手紙をポケットにいれ、上着を着替えて銃を持ち外に出た

弓「さぁ!行こ!」

ボクと弓は素早く相手を殺した。

弓「今のところは楽しい?」

『フッ......どうせ1ヶ月ももたないだろ今はせつがいるからまだマシだが他のところみたいに、ボクに殺されるのがオチだ、ボクそろそろ帰る』

そう言って、弓と別れた

みんなだけには教えよう。なんで5歳から殺し屋になってるのか。

ボクも最初は殺し屋なんかにはなりたくなかった。ただ平凡に暮らして、普通に死ぬ事が夢だった。

でも5歳のころ......

ボクはいつも通りに幼稚園にいった、その日は、お母さんが迎えにこれないと言って、歩いて帰った。

家の数メートル手前まで来た時に、男が話しかけてきた。

男「おい、お前あの家の子供か?」

『え、う、うんそうだよ』

男「ちょっどいいお前殺し屋にならないか?」

『殺し屋?』

男「あぁ、人を殺す仕事だ、金も入るぞ。」

『いやだ!人なんて殺せないよ!』

男「嫌いな奴も殺せるんだ、どうだ?」

『嫌いな奴......』

実は当時幼稚園の先生達にみんな虐待を受けていた。

みんな怖がっていた。でもお母さん達の前では猫被ってるから誰も気づかない。

男「お前○○幼稚園通ってるだろ?あそこの先生から虐待されてるんだろ?」

『う、うん......』

男「じゃあ、その先生達を消せるとしたらどうする?みんなを助ける人にならないか?」

『ヒーロー?うん!!やる!!頑張る!』

それから、3ヶ月特訓をして、やっと世界No.1になれた。

3ヶ月っていう短い期間だから、男も驚いてた。

その後、今のボスの所に引き渡された。

ボス「ここにはみんな親がいない。なぜだと思う?」

『死んじゃった?』

ボス「殺したんだ、自分たちで、自分の愛する人を殺せばそのあとの殺しで何も感じなくなる、悲しいとか辛いとかっていう感情がな。だからお前も今日親を殺せ。」

『ママとパパを......』

ボス「殺せなければ、俺たちをお前を敵とみなし、殺す」

『......わかった、殺す』

その日ボクは親を殺した......

その時からだ、人の苦しむ顔が好きになったのは、赤い血が好きになったのは、感情というものを無くしたのは......

ガチャ

せつ「おかえり、早く寝ろ」

『あぁ......』

ボクは部屋に戻り眠りについた。