あ、でもよく考えたら!



やっと八神くんくんと目が合った…!!



「あ、うん。」



目がバッチリ合ったものの、いつもとは違う険しい雰囲気に感じる。



彼の顔はどこか冷たくて、一言返事をするとすぐさま教室から出ていってしまった。



えっ…それ、だけ…?



私と話すことすら嫌になっちゃったの…?



考えれば考えるほどまたズキンと痛み傷つく心。



簡単にポキっと折れそうになる。



そんなフラついた身体を無理やり動かして、倒れ込むように顔を机に伏せた。



「ハァ…。」




相談する友達も居ない。