そして、私はお姉に全てを打ち明けることに。



不安で押しつぶされそうになっていた気持ちが、
黙って最後まで真剣に聞いてくれるお姉の姿を見て心強く感じた。



「なるほど、つまり今お互いが曖昧な状態になってるのね」

「うん…でも元はと言えば全部私が悪くて」

「葵は?どうしたいの?」

「え…?私は……」



どうしたいかなんてそんなの。



答えは一つに決まってる。



「葵次第で全てが変わるんじゃない?」



私次第で変わる……か。



お姉の言葉が頭は残りつつ、ゆっくりと瞼が閉じていき視界は暗くなった。