お前以外は考えられない

佑side

朝からあいつはなんなんだ

なんであんなに可愛いんだよ

俺は物心ついた時から

あいつ…美桜が好きだった

俺たちは家が隣同士で親も仲がいい

いわゆる幼なじみだ

少しでもあいつの役に立ちたい

あいつの笑顔が見たい

あいつが俺を恋愛対象として見ていな

いのは昔からよく知っている

だからこそ俺を見て欲しい

俺だけを見て欲しいんだ

あいつは小さい頃からモテまくった

だからあいつに近寄ってくる雑魚共を

俺は必死に追い払った

だからあいつは今まで告られたことが

一回もない

なんでもできる上に美少女とか

幾ら何でもやばすぎんだろ

俺はみぃと同じとこに行きたくて

麗さん（みぃのお兄さん）に頼んだ

で見事合格

本当に嬉しかった

で今クラスを確認したところ、

俺たち4人全員Aクラスだった

ここは成績順だからAクラスが一番上

よかった！

「佑、どうだった？」

俺が戻ってくると一目散に

走ってくるみぃ

本当に可愛い

…って何考えてんだ俺は！

翔も神楽咲も笑って見てるし

「俺たちみんな同じクラスだよ」

『やった〜』

女2人が同時に喜ぶ

「んじゃ、教室行きますかー」

翔がそう言ってみんなで教室に向かっ

た