お前以外は考えられない

佑の部屋のべランダの窓はいつも開い

てるんだ

ガラッ

ほらね〜

「ねえ、佑起きてよう!佑ってば!」

そう言って私は佑の体を思いっきり揺

する

これでも私は力ある方なんですー

「…ん…////は…はあ⁈んでお前がいるんだよ!」

「なんでって楓さんに起こしてきてって言われたからに決まってるじゃない!」

「だからってお前な、俺の部屋にこんな格好で入ってくんじゃねーよ」

こんな格好?

…あ

私のバカー!

「なんでー⁉︎」

「それはこっちのセリフだろうが。このバカみぃが」

わたしは制服の第三ボタンからしか閉

めていなくて、もう少しで下着が見え

そうになっていた

うわぁーいくら佑でも恥ずかしー!

私は急いでボタンを閉めると部屋を出

て行こうとした

「みぃお前どこ行こうとしてんの?」

「へ?…自分の部屋に戻ろうと思って

だから「まさかお前ベランダ通ってき

たのか…?」

「うん。そうだけど?「バカかお前は

!この歳にもなってんなことしてんじ

ゃねーよ。」

「ご、ごめんなさい…」

「わかったならいいけどよ。…これ以

上俺に心配させんな…」

「え?何なんか最後らへん聞き取れなかったんだけど。」

「…別に何も言ってねーよ…!」

絶対嘘だ。

まあいっか

「じゃ後でうちに来てねー!」

「おう。」