3年半前とは逆。
理由はどうあれ、あたしが1番弱ってる時に1番近くに居てくれた人。
一緒にいる間は気付けなかったけど、好きだった人。
気持ちは戻りそうだったけど、他の感情に支配された。
“きっとまた傷付ける”
あたしは付き合ってる人が居たけど、隆平と一緒にいることに悪意は感じなかった。
隆平と一緒に寝て、一緒に起きた。
時間もなくて、準備をして隆平の両親に挨拶をして、帰ることにした。
隆平が車で家まで送ってくれたこと、覚えてる。
短い説教をお互いしながら、昨日よりも増えた笑顔で本当に本当に最後の“さようなら”をした。
「じゃーね」
「ごめんな、ありがとな」
「気にすんな!一応バイバイだけど……」
続きに一瞬詰まった。
分かってた、もう会えないこと。会ったらいけないこと。
「だけど……なに?」
「りゅーちゃんはあたしの最初の恋人だからさ、忘れようなんて思ってないけど忘れられないから。別れちゃったけどあたし、ちゃんとりゅーちゃんのこと好きだったよ。ごめんね、気付けないで」
本音を話すのが得意になった。
「今更そんなこと言うなよ」
「今彼女くらいいるんでしょ、あたしとばっかりいたらまずいでしょ。早く帰んなよ」
「……ちょっと乗って」
理由はどうあれ、あたしが1番弱ってる時に1番近くに居てくれた人。
一緒にいる間は気付けなかったけど、好きだった人。
気持ちは戻りそうだったけど、他の感情に支配された。
“きっとまた傷付ける”
あたしは付き合ってる人が居たけど、隆平と一緒にいることに悪意は感じなかった。
隆平と一緒に寝て、一緒に起きた。
時間もなくて、準備をして隆平の両親に挨拶をして、帰ることにした。
隆平が車で家まで送ってくれたこと、覚えてる。
短い説教をお互いしながら、昨日よりも増えた笑顔で本当に本当に最後の“さようなら”をした。
「じゃーね」
「ごめんな、ありがとな」
「気にすんな!一応バイバイだけど……」
続きに一瞬詰まった。
分かってた、もう会えないこと。会ったらいけないこと。
「だけど……なに?」
「りゅーちゃんはあたしの最初の恋人だからさ、忘れようなんて思ってないけど忘れられないから。別れちゃったけどあたし、ちゃんとりゅーちゃんのこと好きだったよ。ごめんね、気付けないで」
本音を話すのが得意になった。
「今更そんなこと言うなよ」
「今彼女くらいいるんでしょ、あたしとばっかりいたらまずいでしょ。早く帰んなよ」
「……ちょっと乗って」
