その後のことは、よく覚えてない。
ただ、帰るために帰路の風景を車の窓から見ていた。
暗くなった外の風景はよく見えなくて、自分の泣き顔が窓に映った。

出会った近所の学校の前庭。
そこから家に帰った。

何を考えればいいか分からなかった。

隆平には何を伝えればいいだろうか。
佑也が居ない。

分かるのは、あたしは佑也が好きだってことだけ。