残酷姫と暴走族

次の日......

凛「天空ちゃん〜!!」

『宮、中に入れてお茶を出してあげて』

宮「はい」

『それと、蓮に謝りなさいよ?』

宮「はい」

それから、制服に着替えて、髪をとかし、宮の運転する車で学校に着いた。

『うわぁ......いっぱい居るわね。私がいない時もこんなだったの?』

蓮「いや、凛が天空は熱出してるから当分来ないって言ってたみたいだぞ」

『そうなのね』

『行くわよ......』

宮「天空さん」

『ん?』

チュッ

宮「いってらっしゃいませ」

『えぇ、家の事お願いね、何かあったら電話してね』

宮「はい、」

『あの〜凛の彼氏さん以外......何で殺気が出てんの?』

凛「天空ちゃん......ほんと鈍感」

『鈍感?私が?そんなわけないわよ。』

女「キャーー!!!天空様よ!」

『お久しぶりです。皆さん』

女「あ、あの!私ファンクラブのものです。天空様が熱を出したと言うので、栄養満点のお弁当を作ってきました!良かったお食べになってください!」

『まぁ、わざわざありがとう、いっぱい食べるわね。ありがとう』

蓮「お前性格変わりすぎ、怖いわ」

『私にそんなこと言うの、皆さん!なんとここにいる蓮くんがみんなに大事なお知らせがあるみたいですよ。近くに来てください』

そう言うとゾロゾロと女たちが蓮を囲んだ。

蓮「ちょ、おい!天空!!」

『私にそんな口聞いた罰よ。せいぜい逃げるのを頑張って』

凛「天空ちゃん......残酷」

『何か言ったかしら?』

駿「さすがに助けた方が、蓮の顔がどんどん白くなってる」