りあ(あの、ごめんなんだけど
トイレ借りていいかな。?)

とうや(あぁ、そこを右に曲がってすぐの所)

りあ(あ、ありがとう)

ふぅ。。やっぱり緊張するな…。
そろそろ 私も帰らなきゃな。

りあはトイレを出ると
台所にいるとうやの母の所へ行った。

りあ(あ、あの、私、そろそろ…)

・"ガシャン"" ガシャン…パリん""

とうやの母(あら、あらあら! きゃっ!!)

どうやら、料理をしているようだけど
大変な事になっていた。

りあ(あ、あの。。宜しかったら手伝いますよ!)

とうやの母(ほ、ほんとに?それは助かるわ!)

こう見えても 料理は得意な方。
いつも お母さんの手伝いをしてるからお手のものだな笑
優位つ自慢できること!

あ、お母さんに遅くなるって連絡しとこ。

りあは とうやの母と一緒に料理作りを手伝うことにした。

とうやの母(りあちゃんだっけ?料理が上手なのね!)

りあ(家で 手伝いをして覚えました!)

とうやの母(いい お嫁さんになるわ!)

そう言いながら 微笑んできた

そんな。お嫁だなんて。///,,
って。何照れてんだろ。わたし。

グィ…

……ん?

さきちゃんが私の袖を引っ張ってきた

りあ(どうしたの??)

さき(これ、今からお兄ちゃんの部屋に持っていくの
みんなで行こう!)

さっきのケーキ。あ、とうや君のだったんだ!
今日誕生日だったんだね

りあ(そうだね!みんなで行こうか!)

さき(うん!)

とうやの母(さきが持つとまた落としちゃうと
大変だから ママが持っていくわね!)

さき(え〜〜。ん。わかった。)

さきはムスっとしながら頷いた。

そして3人で とうやの部屋と向かった。

とうや(ん…下が静かになったな。
さっきまで騒がしかったのに。)

とうやは不思議におもいドアを開けると…

とうやの母(とうや〜 誕生日おめ… きゃあっ!)

・ズコー"""" バンッ…""

とうやの母は滑って転けて ケーキはそのまま
とうやの顔面に目がけて飛んだ。

・"シーン………"""


これまずい状況、。?

とうやの母(ご、ごめん!とうやー!!た、
タオル持ってくるわね!)

とうや(ったく、なにやって…)

さき(う…ぅぅ…涙)

とうや(ま、まずい…。)

さき(うわーーーぁぁぁんんん涙
私が 買ったケーキがぁぁあ〜〜〜)

りあ(さ、さきちゃん!だ、大丈夫だよ!)
って、大丈夫なわけないよね。。
ど、どうしたらいいのー!!

とうやの母(ほ、ほら、とうやタオル!)

とうやは タオルで顔を吹いて、

とうや(ほら、さき、おいで?)

そう言って さきを抱き上げた。
すると さきは 泣きやみ とうやにしがみついた。

さ、さすがお兄ちゃん。
私は さきちゃんに おいでと呟いた時の顔が
忘れられず ぼーっと なっていた。

とうや(ほら、下に行こう、飯出来てんだろう?
飯食っていけよ)

りあ(え、そんな。いいよ!)

とうや(いいから)

そう言うと 片手で さきちゃんを抱きかかえ
私の手を引いて 下へと降りていった。